本日の1冊 『円環少女 8 裏切りの天秤』 [ライトノベル]
円環少女 (8)裏切りの天秤 (角川スニーカー文庫 153-10)
- 作者: 長谷 敏司
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/06/01
- メディア: 文庫
生きとし生けるものは、時としてその営みに“悪”を孕む
しかし、誰が、何をもって、それを“悪”と言い表すのか
人は自らの内に潜む“悪”をさらけ出すことを恐れ、偽善と嘘で日常を塗り固める
しかし、“悪”は人の心に楔を突き立て、浅はかな慢心を穿ちへし折り、外側へ這い出そうと企む
武原仁は間違えていた
彼は、なにもかもを一人で抱え込もうとしていた
けれど、それに気付いてなお、彼はそうすることを止めようとしない
彼は、欺瞞と虚飾に満ちた、けれど温もりに包まれた、少女たちとのかけがえのない日々のために足掻く
彼は諦めない
彼女らを抱きしめる腕に込めた力を緩めない
なぜならそれが彼の信念であり、彼の抱える“悪”なのだから
その行く末に彼が見るものとは・・・
彼らを待ち受けるものとは・・・
長谷敏司さんのblog:青灰色 blog
イラスト担当 深遊さんのWS:TEA TIME
- 過去記事
- 2008/03/05 [ 本日の1冊 『円環少女 7 夢のように、夜明けのように』 ]
- 2007/11/03 [ 本日の1冊 『円環少女 6 ―太陽がくだけるとき―』 ]
- 2007/06/07 [ 「円環少女-サークリットガール-」 ]
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