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電子の妖精降臨!『機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-』 [アニメ]

とある夏の日のことでした。
深夜、何気なくスイッチを入れたTVで放送されていたのは、『機動戦艦ナデシコ』 の連続再放送。
TV東京が同番組を3晩(2晩だったかしら?)にかけて一挙再放送するというとんでもないものでした。
それまで 『―ナデシコ』 を一度も観たことがなかったのですけれど、この時から見事に引きずり込まれ、結局再放送をすべて観てしまいました。

で、なぜTV東京がそんな放送をしたのかというと、その夏封切られた、TV版 『―ナデシコ』 の続編、劇場版 『機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-』 の宣伝のためだったのです。

機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-【劇場版】

機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness-【劇場版】

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD


再放送各話のコマーシャルのほとんどが劇場版のCMという、深夜枠ならではの暴挙(?)でありました。
私はこれで、「絶対に劇場版を観なきゃいけない!」と完璧に洗脳されちゃいました。
まさにテレ東の思う壺ってやつですね。

劇場版の内容はTV版の終わりから3年後のお話です。
その間どうも入り組んだ事情がありそうなのにも関わらず、劇中にその辺を匂わせる描写はあるものの、詳しい説明もなしに唐突に物語は始まります。

ですが、それでもしっかり楽しめました。

シリアスにグッと押さえ込まれてはいるものの、TV版をさらに増幅したノリは円熟の極みに到達していましたね。
実は深くて重たい内容であるにもかかわらず、軽いノリで包み込んで流してしまう。
それでいて決して物語の本質を見失わない。
このバランスはお見事としか言いようがありませんでした。

でも、ホントのところ、この作品でなによりも注目すべきは“電子の妖精”ホシノ・ルリちゃん!

DVDを観直してみて改めて思います。
結局この作品は16歳のルリちゃんの心を描いた、彼女が自らの想いに向かい合い未来を見詰めた、始まりの物語なのです。

あぁ~、やっぱ、ルリちゃんは良いにゃぁ~。
もう、向かうところ敵無しって感じですよね!

ところで、なぜ今 『― -The prince of darkness-』 でルリちゃんなのかというと、実は久しぶりにこれを聴いたからなのです。

電子の妖精

電子の妖精

  • アーティスト: ホシノルリ,相吉志保,有森聡美,大津美紀,大森俊之,高橋剛,牧野博信,添田啓二,矢吹俊郎
  • 出版社/メーカー: キング
  • 発売日: 1999/08/27
  • メディア: CD


あの名曲 『あなたの一番になりたい』 はもちろんのこと、収録曲すべてをルリちゃん(=南央美さん)が歌っています。
このアルバムを初めて聴いたときの快感と言ったら・・・。
もう、どう表現してよいものやら見当もつきません。

この先、『―ナデシコ』 の続編が作られることはないでしょう。
けれど、私はそれでもOKです。
いえ、むしろその方が良いのです。

劇場版の最後に魅せてくれたルリちゃんの笑顔こそが、TV版・劇場版を通して、この作品の締めくくりを飾るのに、ホントにふさわしいものなのですから。


゜゜・*:.。・゜゜・*:.。゜゜・*:.。・゜゜・*:.。


ちなみに、TVと劇場版をつなぐ空白の3年間はこちらに。

機動戦艦ナデシコ―ルリ AからBへの物語 (角川スニーカー文庫)

機動戦艦ナデシコ―ルリ AからBへの物語 (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 大河内 一楼
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1999/02
  • メディア: 文庫



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コメント 3

伍長

私もナデシコは深夜の再放送で見ました!(多分7、8年前だったと思いましたけど・・・。)

見終わると朝みたいな時間帯でしたが夏休みだったのでついつい見てしまってました。

個人的にはリョーコが気になりますね!

今はPSPのスパロボでエステバリスを使っておりますw
by 伍長 (2008-06-21 21:04) 

pochi

先ほどWikipediaで知ったのですが、あの再放送は26話全てではなくて「傑作選」として一部が放送されたとのことでした。
考えてみれば、確かに1晩に6話放送したとして3晩で18話、たとえ8話放送できたとしても24話にしかなりませんものね。
ということは、私は全てを観ていない・・・・・・。

こりゃDVD買うっきゃないってことでしょうか?
by pochi (2008-06-22 00:35) 

伍長

行ってよいかと思いますw

でもあの傑作集は話がほとんど集結されていたので十分楽しめていたとも思います。
by 伍長 (2008-06-23 00:18) 

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