本日の1冊 『円環少女 9 公館陥落』 [ライトノベル]
男はひどく不器用だった
男は己れの生きざまを決して語ることはなかった
ただ、一歩踏み出すことだけで己が理を説いた
男の一太刀は道を切り開き
常に後に続くものを導いてきた
たとえそれがどんなに無謀であっても
己が命を顧みないことであっても
誰も男を止められない
男はついに最後まで己を貫き
道を違うことはなかった
その時、男は笑っていた
そしてそれが、彼そのものだった
ただ己を信じ、ひとつの時代を突き進んだ男
≪鬼火≫東郷永光、逝く
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イラスト担当 深遊さんのWS:TEA TIME
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