本日の1冊 『ちょこっとヒメ 5』

ちょこっとヒメ 5 (ガンガンWINGコミックス)

• 作者: カザマ アヤミ
• 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
• 発売日: 2008/12/27
• メディア: コミック

カザマアヤミさんの 『ちょこっとヒメ』 第5巻です。

カバー絵を見てドキッとしました。
なんだかとても不安そうな表情のヒメ。
1巻から4巻までは幸せそうな笑顔で飾られていたのに……。
ちょっとだけ、ページを捲るのが怖くなっちゃいました。

杞憂なのは分かっているんですけれどね。
そのくらいインパクトがありました。

実際こんな表情をさせる場面もあるのですが、そもそも、べた甘のくせにヒメの気持ちを分かっていなかった兄ちゃんが悪い！
でも、結局そのことがヒメと兄ちゃんとの繋がりを強くすることになるのですけれど……。
たとえどんな展開であっても、最後はやっぱり優しく温かい気持ちにさせてくれるのが『ちょこっとヒメ』ですものね。

今巻のトピックスをふたつ。

まずは新キャラです。
人に可愛がられるテクニックに長けた、ノラで白黒ツートンの子猫、たれ耳の“たれ太”です。
自分よりちっちゃい子に、おねえさんっぽく振舞おうとするヒメなのですが、たれ太の方が一枚上手の模様。
なにしろたれ太の父親はあの“千鳥”ですから、肯けるというものです。

そしてもうひとつ。
兄ちゃん、天然行動が実って（？）、ついに颯子さんにフラグが！
これはヒメも千鳥も、うかうかしていられませんね。
それにしても、颯子さんが恋愛べただったとは、ちょっと意外かも。

もちろんそのほかにも、巻末の“ソーニャ”のお話やカバー下マンガなども含めて、見どころはまだまだたくさんあるのですけれど、そのあたりは読んでからのお楽しみということで！

心の真ん中にじんわりと響いてくる、ヒメたちと飼い主たちの優しいお話、ぜひ読んでみてね。




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