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本日の1冊 『アカイロ/ロマンス 3 薄闇さやかに、箱庭の』 [ライトノベル]


アカイロ/ロマンス〈3〉薄闇さやかに、箱庭の (電撃文庫)

アカイロ/ロマンス〈3〉薄闇さやかに、箱庭の (電撃文庫)

  • 作者: 藤原 祐
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2009/03/10
  • メディア: 文庫



少女の瞳にはなにも映っていない

―彼女は心を壊さないために、心を殺してしまった―

殺された心はだれに弔われたのだろう
もしも弔われなかったとしたら、それはどこへいってしまうのだろう

どこを彷徨い続けるのだろう



少年は目に映るもの全てにその手を差しのべようとする

たとえ、どんなに矛盾を抱えていても、我が身にあまることだと判っていても
なおも全てを受け止め、得ようとする
それは無知なる者の無謀さか、それとも痴れ者ゆえの愚かさか

少年の器はさほどの大きさもないかもしれない
それでも彼は、全てを諦められず両手を広げ、抱え込もうともがく



少年は少女の瞳の奥底に潜むなにかを見出そうとする
はたして、そこにはなにがあるのだろうか




『アカイロ/ロマンス』 特設頁
http://yu.vis.ne.jp/akairo/

藤原 祐さんのWS:埋没式フラクタル
http://yu.vis.ne.jp/

椋本夏夜さんのWS:椋本工房
椋本工房
関連記事:
2008/12/10 [ 本日の1冊 『アカイロ/ロマンス 2 少女の恋、少女の病』 ]
2008/08/09 [ 本日の1冊 『アカイロ/ロマンス 少女の鞘、少女の刃』 ]



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