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本日の1冊 『鋼殻のレギオス12 ブラック・アラベスク』 [ライトノベル]


鋼殻のレギオス12  ブラック・アラベスク (富士見ファンタジア文庫)

鋼殻のレギオス12 ブラック・アラベスク (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 雨木 シュウスケ
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2009/03/19
  • メディア: 文庫



雨木シュウスケさんの 『鋼殻のレギオス12 ブラック・アラベスク』 です。
この前の色つきタイトルが2008/6/20発売の 『―ブルー・マズルカ』 でしたので、実に9ヶ月ぶりの本編となります。
なので、「『―ブルー・マズルカ』ってどんな感じで終わってたっけ?」と、記憶を呼び起こすのが大変でした。

そんな 『―ブラック・アラベスク』 ですが、今巻はこれまでの本編と比較して格段に内容が濃くなっています。

『―ブルー・マズルカ』 にもその傾向がありましたが、『レジェンド・オブ・レギオス』 の色がこれまでの展開には見られなかったほど濃い色合いを載せてきているのです。
それにより、この 『鋼殻のレギオス』 だけを読んでいたのではお話についてゆけない状況になりつつあるように感じました。
もちろん、物語にグンと深みや拡がりが増したことは確かなので喜ばしいことなのだとは思うのですが……。

もっとも、後出しの 『レジェンド―』 を物語に練りこんでゆくのに、一番違和感を感じているのは著者ご本人なのかもしれませんね。
これまでのカラーに似て非なる色を混ぜ合わせて馴染ませるのには、大変なご苦労がおありではないかと思うのですよ。
なので、まずは著者ご自身が納得のゆく色を出せるように頑張っていただきたいと思いますし、読み手としてもそれをしっかりと受け止め、今後の展開を見守ってゆきたいと思います。

さて、今巻の内容です。
槍殻都市“グレンダン”が“ツェルニ”に接触します。
しかし、“グレンダン”の目的は“ツェルニ”を潰すことではなくて……。

その最中、“ツェルニ”のシェルターではリーリンに異変が。
そして時を同じくして、ついにレイフォンとサヴァリスが!

と、こんな感じでしょうか。

「それじゃわかんないよ!」って?
ごもっともです。

でもね、これ以上書くとネタバレ必至ですし、やっぱ折角のおいしい物語、ご自身でしっかりと味わってもらいたいので、今回はここまでです。
ごめんね?

次巻 『鋼殻のレギオス13 グレー・コンチェルト』 では、レイフォンが一つの決意を胸に故郷へ足を踏み入れます。
はたして、彼の想いは……。

以下、次巻へ続く。




イラスト担当 深遊さんのWS:TEA TIME
TEA http://www.k3.dion.ne.jp/~teezeit/

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