『化物語』#1 「ひたぎクラブ 其ノ壹」

TOKYO MXの7/3（金）23:00を皮切りに放送が始まった西尾維新さん原作のアニメ『化物語』、横浜でもTVKでつい先ほど（7/5 26:30～）第1話「ひたぎクラブ 其ノ壹」の放送がありました。

正直、ホントにアレを映像化出来るものなのか？と思っていましたが、なかなかどうして、いい感じに出来上がってるじゃないですか。
もちろん原作にあるような掛け合いを期待することは出来ませんし、実際台詞は普通の（？）アニメ並みでしたが、たとえばバベルの塔のような学校の階段や戦場ヶ原ひたぎの持っていたありえない数の文房具類、時折挿入される見慣れない見慣れているはずのものなどなど、非現実的な、けれど象徴的な映像を多様することで、尋常ならざる怪異の世界を正味20分程度で表現してしまっているのですから、これは賞賛すべきことなのだと思います。

冒頭のたった数秒でしたが、キスショットの活躍（？）も堪能できましたし、流石、新房昭之監督！って感じですね！



ただ、それでも多少の不満（ってか、違和感？）があったりもします。

まずは、忍野メメがカッコ良すぎるところ。
原作を読んだときに、もっとおっさんっぽいイメージを持っていたので、あの忍野はどうも……。
もっとも、まだ1話目ですから、徐々に慣れていくんでしょうね。
ってか、そうじゃないとこの先そればかり気になってしまいそう。

そして、ここが肝心！
忍野忍の存在感がない！

たとえ“搾りかす”と言われようとも、怪異の中の怪異、鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼、“キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード”なのですから、あれじゃ納得出来ません！
そもそも、あんまりかわゆく描かれてないし……。

とはいえ、まだ彼女が活躍する場面じゃないのは確かなので、きっとこれから静かな、けれど大きな存在感を見せ付けてくれることでしょう！



その辺を期待しつつ、次回、第2話を待ちたいと思います！




『化物語』公式HP
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