なもりさんの 『ゆりゆり 3』 [同人誌]
なもりさんの『ゆりゆり』シリーズ3作目、冬コミ(C77)頒布本の 『ゆりゆり 3』 です。
1作目が親友、2作目がクラスメートときたカップルのシチュは、今回は頼りになる先輩とかわゆい後輩の組み合わせ。
お話は、昼休みの委員会が長引きひとりで昼食を取ることになった3年生の高野めぐみが、食堂でひとり寂しげに座っていた1年生の秋本みわに声をかけるところから始まります。
その日から何日かふたりで昼休みを過ごすうちに、やがてめぐみは、みわがいつもひとりで食堂にいることに違和感を感じ始め……。
という内容です。
1・2作目はふたりの内どちらかが最初から相手を好きだったのに対して、今回は偶然の出逢いから徐々にお互いの気持ちが動いてゆく感じです。
自分の気持ちに気づき戸惑いながらも、それを相手に押し付けるのではなく、思いやり慈しむ様子がとても清々しく、そして微笑ましいですね。
そういう意味では、このシリーズは元々ソフトな雰囲気の百合作品ですが、今回はさらにソフトで優しいものに仕上がっていると思います。
こういうお話、pochiは大好きです。
そうそう、今回もゲストさんが6人参加されています。
作品掲載順に、真西まりさん、クラサキシンヤさん、イケダケイスケさん、加月猫さん、司貴さん、有瀬りゆさんです。
みなさん、それぞれ『ゆりゆり』の世界を楽しんでいらっしゃいますね。
『ゆるゆり』とともに、この『ゆりゆり』も商業誌へ進出していますが、同人活動でもぜひ続けていって欲しい、とても素敵なシリーズです。
なもりさんのWS:ELEGY SYNDROME
コメント 0