本日の1冊 『さくら荘のペットな彼女 2』 [ライトノベル]
外見は儚げな憂いを湛えた孤高の天才少女画家、けれど裏に回れば自分では何もできない世間知らずで生活破綻者の“椎名ましろ”と、彼女の世話係(=飼い主)を命じられた、なぜか野良猫に懐かれやすい体質(?)の平凡な(と、思っている)高校生・“神田空太”を中心に描かれるラブコメ。
鴨志田一さんの 『さくら荘のペットな彼女 2』 です。
あー、イライラする!
ホントにもー、空太のニブちんめ!!
はぁはぁ…、ふぅ~…。
いやー、思わず叫んじゃいました。
主人公の男の子が色恋に疎いってのがラノベのお約束なのは判っているんですけれど、それにしても、ましろと七海の言動の端々に込められたメッセージをあそこまでスルーできるってのは、もはや才能と言っていいんじゃないでしょうか。
すでに自覚しているはずの心のもやもやの正体をしっかりと認めて、ましろにキチンと向き合ってあげないと、彼女だけじゃなくて七海にも失礼ってもんですよ。
何せ彼女たちは、お互いの想いのベクトルを承知した上で、宣戦布告をしているのですからね。
はてさて、空太は男として、これからちゃんと成長してゆけるんでしょうか。
仁と美咲の恋の行方も気になりますし、この物語、ますます目が離せませんね!
イラスト担当 溝口ケージさんのWS:NtyPe
関連記事:2010/01/07 [ 本日の1冊 『さくら荘のペットな彼女』 ]
コメント 0