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本日の1冊 『葉桜が来た夏』 [ライトノベル]

葉桜が来た夏

葉桜が来た夏 (電撃文庫 な 12-1)

葉桜が来た夏 (電撃文庫 な 12-1)

  • 作者: 夏海 公司
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 文庫


200×年のある日、巨大な十字架が宇宙(そら)から首都圏に向けて降ってきた
政府は米軍の核を使い、上空で十字架を破壊しようとした
しかし十字架は無傷のまま軌道を逸らし、琵琶湖東岸の沖合に突き刺さる

その巨大な十字架にはアポストリたちがいた
<アポストリ>
目が赤いほかは外見的特長が人類と酷似した、身体能力と科学技術に優れた、女性だけで構成される異星人

政府(人類)とアポストリは戦火を交え、双方に多大な犠牲を払った後に休戦し、共生の道を選択する

政府はアポストリに十字架の位置にほど近い彦根市を居留区として提供し、そこに暮らしていた住人ごと壁で取り囲み外界と隔てた
彦根市は日本の行政区分から消滅した


十字架の飛来から19年後の彦根居留区
アポストリを憎む少年・“南方 学”はアポストリの少女・“葉桜”と出逢う



夏海公司さんの 『葉桜が来た夏』 です。

第14回電撃小説大賞選考委員奨励賞受賞作であるこの作品、その印象はというと・・・。
うん、たいへんよくできました!って感じです。

キャラの気持ちが揺れ動く様や彼らを取り巻く世界の情勢などがきちんと整理されていて、とてもわかりやすい物語は好印象。
ただ、文章の流れが素直すぎて、もう少し技巧を凝らしてもよかったんじゃないかなって気もしますけれどね。
いずれにしても、先が楽しみな作家さんなのは間違いなしです。

さらに、森井しづきさんのイラストが作品の雰囲気にぴったりとマッチしていてとても良いです。
実のところ、この本のすべてのイラストの中で、カバー絵(上の画像ね)だけが残念。
なので、イラスト買いの方でカバー絵を見て躊躇された方は騙されたと思って買ってみて。
なかなかいい感じです。

この作品、注目して損なし!
おすすめですよ?



イラスト担当 森井しづきさんのWS:Paint Madness
URL:http://www11.ocn.ne.jp/~paint/
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コメント 2

D

本当に
葉桜が来た夏
最高です!

それだけ、
言いたかった。
突然スマソ
by D (2008-04-16 20:10) 

pochi

Dさん、気持ちがガツンと伝わってくるコメントありがとうございます!
またお立ち寄りください!
by pochi (2008-04-16 21:07) 

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