本日の1冊 『ラズベリーフィールドの魔女 1』 [コミック]
舞台は2百年の伝統を誇る寄宿舎・レーンフィールド女学院。
これは、そんな由緒ある寄宿学校の隠し部屋に閉じ込められていた“名もなき悪魔”と、隠し部屋の扉を開けて彼と契約を交わし魔女になってしまった“アリス=ローズ”の物語。
宮城とおこさんの 『ラズベリーフィールドの魔女』 です。
この作品の連載開始時に記事(2007/10/26 [ 気になる作品がまたひとつ 『ラズベリーフィールドの魔女』 ])を書いてからかれこれ1年、待ちに待ったコミックス第1巻が発売されました。
DRAGON AGE Pure! Vol.7~12に掲載された5.5話が収録されています。
正直、萌え系マンガのごった煮のような掲載誌の中でこの作品が連載されていることには少なからず違和感がありましたので、こうして1冊の形で読むことができてホントに嬉しく思っています。
そういう意味では、同誌に連載中の武田日向さんの 『異国迷路のクロワーゼ』 や蒼樹うめさんの 『てつなぎこおに。』 などにも同じことが言えますね。
これらの作品を中心に雑誌のコンセプトを練り直すと、もっと面白いものができるんじゃないかなって気がします。
もっとも、そんな私趣味的なものが世の中に出回ると逆に怖い?
悪魔(ロード)と主従関係となってしまったアリスは彼の魔力の源となる“他人の秘密”を手に入れなければなりません。
けれど、そもそもこれまで秘密らしい秘密を持ったことのない純朴(おバカ?)なアリスはなかなか上手くできずに、ロードに叱られっぱなしです。
はたしてアリスはロードのために秘密を集められるのでしょうか。
今巻のラスト(第5話)では、“白い悪魔”を求める人物がアリスに迫り、物語は新たな展開を迎えそうです。
ますます面白くなりそうな次巻、乞うご期待です。
宮城とおこさんのWS:発熱Web
過去記事:2007/10/26 [ 気になる作品がまたひとつ 『ラズベリーフィールドの魔女』 ]
↓ 続きの第6話はこちらに掲載されています ↓
DRAGON AGE Pure (ドラゴンエイジピュア) 2008年 12月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2008/10/20
- メディア: 雑誌
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