本日の1冊 『狗牙絶ちの劔2 ―刀と鞘の物語―』 [ライトノベル]
狗牙絶ちの劔2 ―刀と鞘の物語― (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 舞阪 洸
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2008/11/20
- メディア: 文庫
舞阪 洸さんの 『狗牙絶ちの劔2 ―刀と鞘の物語―』 です。
前巻から引き続き北海道編(?)です。
今巻は、道央の山中に佇む元ホテルと思しき建物で繰り広げられる心理劇といった趣きで物語が進行します。
次々と殺害されてゆく狗牙絶ち衆。
ただ一人狗牙絶ち衆ではない“駿”だからこそ見えてくる違和感や謎を解く鍵の数々、そしてそれを裏付ける事実……。
はたして、彼がたどり着いた真相とは?
今巻では、前巻で見られた惚れ惚れするような剣技が味わえないのは残念ですが、息もつかせぬ緊迫の展開に我を忘れて一気に読みきっていました。
これはひょっとしてファンタジア文庫ではなくてミステリー文庫?って感じ。
ところで、この物語は連載誌上で、お話の展開を読者投票により決定するという試みを実施しています。
今巻に収録されている第3章で第1回目の選択肢の提示があり、その投票結果が第4章に引き継がれているのですが、「選ばれなかった展開ってどんな感じだったんだろう」って気になりません?
ご安心ください、そのあたりのフォローも抜かりありません(って、別に私がしているわけではありませんけどね)。
第4章の後に書き下ろしが掲載されていて、その一端を垣間見ることができます。
なるほど、こんな展開でも面白かったかもね。
物語はドラゴンマガジン誌上で好評連載中!
現在発売中の2009年1月号では、再び次の展開を決める読者投票受付中です!
DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2009年 01月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2008/11/20
- メディア: 雑誌
舞阪 洸さんのWS:舞阪百貨店
イラスト担当 うなじさんのWS:unaji-mir
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