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本日の1冊 『“文学少女”の追想画廊【ガレリア・デ・アール】』 [本]


“文学少女”の追想画廊

“文学少女”の追想画廊

  • 作者: 野村 美月
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2008/12/15
  • メディア: 大型本



今朝、Amazonさんから届きました!
本日の1冊は、“文学少女”シリーズを彩ってきた竹岡美穂さんの美麗イラスト満載の 『“文学少女”の追想画廊【ガレリア・デ・アール】』 です!

これまで文庫サイズでしか見られなかった、透明感に溢れたカラーイラストたちを、A4サイズの大判でしっかりと堪能できます。
このイラストたちを見ていると、竹岡さんの表現力の素晴らしさに思わず溜め息が漏れちゃいますね。

もちろん描き下ろしイラストもありますが、本書カバー絵を含めてほんの数点なのがちょっと残念。
でも、遠子先輩と流人、そして心葉と美羽の小さな頃の姿が見られたからそれでもよいかな?

遠子先輩を初めとするキャララフも見逃せません。
中には「こんな雰囲気の設定もあったの!?」ってものも。
超初期ラフのおでこを出した勝気そうな遠子先輩は必見ですよ!

モノクロの挿絵たちも忘れてはいけません。
こちらはシリーズ1巻ずつを見開きで、各巻の持つ雰囲気を再現するように、あとがきも含めてバランスよく配置されています。
この部分、一見するとあまり目立ちませんが、なかなかよい仕事だと思います。

そのあとに待っているのは、野村美月さんの特別ショートストーリー、『いつか、きみに会う日まで』。
これは、『―作家・下』 のラストシーンよりも少し前のお話です。
心葉と遠子先輩のお互いを想う気持ちがしっかりと伝わってくる良作ですね。

それに続いて、ゲスト作家さんや絵師さんたちのメッセージがあり、さらに巻末には、遠子先輩がこれまで味わってきた“文学”の数々と、心葉が書いてきた“おやつ”たちが、作品中で遠子先輩が語った感想(?)を添えて紹介されています。
そしてもちろん野村さんと竹岡さんのあとがきも。

こんな感じに、本書は最初から最後まで、余すことなく“文学少女”の魅力を詰め込んだ、とても素敵な1冊に仕上がっています。
本書に込められた想いに触れていると、また“文学少女”を読み返して、切なく、そして優しい世界に浸っていたくなりますね。

まだ手にされていない人は、今すぐ本屋さんへ!
お勧めです!



おまけの一言。
カバーと帯の質感が違いすぎて、読むときに扱いに苦慮するかも。
ちなみに私は扱い損ねて帯をちょっと傷めてしまいました(涙)




“文学少女” プロジェクト・メモワール始動!!
下のURLを今すぐクリック!
バックに流れる曲が秀逸です!
http://www.bungakushoujo.jp/

竹岡美穂さんのWS:nezicaplant
http://www.nezicaplant.com

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