本日の1冊 『カクレヒメ 2』 [ライトノベル]
時任病院第8病棟は、病院関係者でさえ一部の者しか知らない、地下特別病棟
そこには、ある特定の患者だけが入院している
感覚拡大症を発現した子供たち
人の持つ五感の一つが暴走し超能力と言えるほどに拡大してしまう病気、≪感覚拡大症≫
原因不明のこの病は、発症した本人さえもコントロールができず、その症状を使うたびに心に大きなストレスを与える
それ故、患者たちは、第8病棟への入院を余儀なくされ、外部との接触を断たれる
時任病院第8病棟は、感覚拡大症とともに国家機密とされ
たとえ患者の肉親であっても、その存在を知ることはない
佐竹 彬さんの 『カクレヒメ 2』 です。
まずは一言。
カバー絵の女の子、ヒロインの“隠れ身の姫”こと巫部 梓は18歳です。
草野ほうきさんがこの物語で描かれるイラストは、梓に限らず全体的に幼くかわゆい感じなのですけれど、今巻のカバー絵は特に幼い印象ですね。
どう見ても小学生?って感じ。
もっとも、梓の主人公・瀬畑明珠への普段の言動を見ていると、あながちハズレではないのかも……。
それでも、今巻では年相応にお姉さんっぽいところ(梓のほうが明珠よりちょっと年上)を、ちょっとだけ見せていますけれどね。
梓と明珠の関係は、ツンデレ少女と天然フラグ少年というもの。
この2人がどんな雰囲気なのかは、今巻冒頭のカラーマンガをご覧になれば一目瞭然です。
ホント、判りやすいですよ?
こちらも、もちろん草野ほうきさんが手がけられてます。
……なんだか、草野さんネタばかりですね。
今巻では前巻のような事件は起きませんが、新キャラを立てて感覚拡大症の周辺事情や患者の心情を交えつつ、明珠や梓の心の動きが丁寧に綴られてゆきます。
この先はきっと、そんな2人の心の触れあいが兆しとなり、ほんの少しずつかも知れませんが、なにかが変わってゆくことでしょう。
できることなら、いつまでもその様子を見守り続けたいと思います。
次巻は、いつでしょうね。
話は変わって、この記事のために改めて以前書いた記事(本日の1冊 『カクレヒメ』)を読みましたが、これはいったい……。
正直、どんなことを書いたのか覚えていなかったのですけれど、よくこんなのUPしましたね。
恥ずかしいったらありゃしない。
え?「人ごとみたいに言うな」って?
ホントに人ごとだったら良かったのにね……。
佐竹 彬さんのWS:彬の在処
http://www016.upp.so-net.ne.jp/satake/
イラスト担当 草野ほうきさんのWS:SINIZON
関連記事:2008/07/12 [ 本日の1冊 『カクレヒメ』 ]
コメント 0