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本日の1冊 『静野さんとこの蒼緋(ふたご) 』 [ライトノベル]


静野さんとこの蒼緋(ふたご) (電撃文庫)

静野さんとこの蒼緋(ふたご) (電撃文庫)

  • 作者: 水鏡 希人
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2009/01/07
  • メディア: 文庫



物心付いてからずっと父一人子一人で過ごしてきた高校生・静野蒼介。
ある日、蒼介は父親が彼のもとに一人の女の子を連れてきて告げた言葉に絶句する。

「蒼介、こちらは静野緋美子、お前の妹だよ、双子のね」

緋美子の存在を隠してきた父親と、突然現れて傍若無人な態度を取る緋美子に反発する蒼介。
かくして、静野家は喧騒に包まれた日々に突入する。




水鏡希人さんの『静野さんとこの蒼緋(ふたご)』です。

緋美子の立ち振る舞いが痛快ですね。
クラスメートに見せる猫っかぶりと、蒼介と2人っきりになったときの傍若無人振りの見事な切り替えには、思わずニヤリとさせられちゃいました。

蒼介はというと、最初のうちは緋美子の横柄な態度と学園での豹変振りにあたふたと振り回されているだけでしたが、それでもなにかと彼女の世話を焼いている姿や、いざとなったときの立ち振る舞いを見ると、やっぱ“お兄ちゃん”なんだなぁと妙に感心させられたりして。
もっとも、本人にはあまり自覚がないみたいですけれど。

そんな兄妹が見せる機微と静野家の秘密、そして2人が通う学園で起きる奇妙な出来事を織り交ぜながら、お話は展開して行きます。
ちょっと強引なところも見受けられますが、キャラの上手な使い分けや、なによりも緩急のあるテンポの良い文章が、読み手をしっかりと物語に引きずり込んでくれます。
あと味もスッキリ!って感じ。

学園での出来事に巻き込まれて(首を突っ込んで?)行くうちに、いつしか出来事の核心に迫って行く蒼介と緋美子。
はたして2人が学園の屋上で目にしたものとは?
そして驚愕(?)の真実とは?

それは読んでからのお楽しみということでね♪



あ、一つ忘れてました。
このお話、カバー絵からもお判りのように一応魔法ものです。
判りづらいですか?
ならば、こちらでは?

扉絵

ま、今さらでしょうかね……。




イラスト担当 夕仁さんのWS:プラスチックガール
http://p-girl.sakura.ne.jp/


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