本日の1冊 『パーフェクト・ブラッド 6 偽りの世界と虚飾の神』 [ライトノベル]
パーフェクト・ブラッド〈6〉偽りの世界と虚飾の神 (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 赤井 紅介
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/03/25
- メディア: 文庫
万物の循環を表す金属の輪に古代文字を刻むことにより在らざる力を封じ込められた数多の“書物ではない魔導書”≪リング≫と、それらに自らの魔力を注ぎ込むことによりその力を開放することができる“魔法士”たちの物語。
赤井紅介さんの 『パーフェクト・ブラッド 6 偽りの世界と虚飾の神』 です。
前巻で透華に告った裕樹ですが、今巻でも冒頭(38ページ目)でまたまた告っちゃいました。
ただし、今回は健太たちの前で、その場の勢いで、派手に。
いつもであれば、ここで照れた透華の罵声が飛んでくるところですが、彼女のなんともしおらしいリアクションに裕樹はどうしてよいものか思案顔です。
その透華はと言えば、裕樹にまだ返事はしていないものの、彼に対する振る舞いにデレが濃くなってきている様子です。
ついには思い余ってか、裕樹と一晩をともにしようとさえしてしまいますが、ここはラノベのお約束どおり、裕樹の完璧な思い違いに阻まれ願い叶わずという次第。
これがギャルゲだったら、間違いなく、ねぇ?
その直後の透華の荒れようといったらもう……。
そんな2人を取り巻く状況が大きく動きます。
裕樹と透華が魔法士であることを、とうとう健太たちに知られてしまいました。
2人にとって、特にかつて両親に「化け物」呼ばわりされたトラウマを抱える裕樹にとって、もっとも恐れていたことが起きてしまったのです。
健太たちの豹変ぶりに心の傷を深める裕樹と透華。
そして、2人の気持ちをよそに、バミューダ海域にあるエウプロシュネの本拠地と目されるアジトを叩くために、アミュレットと米MTFの共同作戦が開始されることに……。
様々な想いを胸に苛烈極める戦いに臨む裕樹たち。
その戦いの最中、彼らが目にしたものとは。
戦いの果てに感じたものとは。
はたして2人はあのかけがえのない日々へ帰ることができるのか。
それは……。
……いつものことで恐縮ですが、この先はどうかご自身でお確かめくださいませ。
イラスト担当 椋本夏夜さんのWS:椋本工房
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