本日の1冊 『Kaguya 5 〜月のウサギの銀の箱舟〜』 [ライトノベル]
鴨志田一さんの 『Kaguya 5 〜月のウサギの銀の箱舟〜』 です。
昨年の4月に1巻を読んで以来、ここまで楽しませてくれたこのお話も、ついに最終巻となりました。
銀の箱舟の真の目的、八月の満月の謎、最初のかぐや姫である上杉杏奈の想い、そして彼女が隠し通そうとしたアルテミスコードの真実。
これらが一気に解き明かされる、最終巻にふさわしく、とても内容の濃い1冊です。
だから、という訳だけではないのですが、読み進めるのに随分と時間をかけてしまいました。
もちろん、物語のポイント、ポイントで語られる、宗太やひなたの想いや決意をしっかりと読み取りたくて、胸に刻み込みたくて、いつもよりじっくりと文章を追っていったということもありますけれど、そういうシーンに差し掛かるたびに、胸に熱いものがこみ上げてきて、さらにスピードが緩んじゃったんですよね。
特に第四章のラストシーンはもう…。
あ、思い出したら、なんだかまた潤んできちゃった…。
宗太とひなた、ふたりは肩を並べて、明日へと歩き始めました。
きっと、握り締めたその手を互いに離すことはないでしょう。
そこに込められた優しさとともに…。
イラスト担当 葵久美子さんのWS:chilled house
(注意:18禁WSが開きます)
- 関連記事:
- 2009/05/10 [ 本日の1冊 『Kaguya 4 〜月のウサギの銀の箱舟〜』 ]
- 2009/01/13 [ 本日の1冊 『Kaguya 3 〜月のウサギの銀の箱舟〜』 ]
- 2008/08/11 [ 本日の1冊 『Kaguya2 〜月のウサギの銀の箱舟〜』 ]
- 2008/04/14 [ 本日の1冊 『Kaguya 〜月のウサギの銀の箱舟〜』 ]
コメント 0