本日の1冊 『放課後の魔術師 6 ミスティック・トリップ』

放課後の魔術師 (6)ミスティック・トリップ (角川スニーカー文庫)

• 作者: 土屋 つかさ
• 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
• 発売日: 2010/01/01
• メディア: 文庫

万物の≪可能性（ルウキス）≫に論理式を駆使することにより干渉し、魔術を行使する≪論理魔術師（ロジカル・メイガス）≫たちの物語。

土屋つかささんの 『放課後の魔術師 6 ミスティック・トリップ』 です。



物語が急展開を見せました。

これまでうっすらとしか見えていなかった様々な謎、かつて≪紅（オストラム）≫が≪完結した円環（フォル・キアカル）≫から外れ身を潜めた理由、伊代が≪人形（ドール）≫となった経緯、≪―円環≫の思惑、そして両親の事故死以来、仄香が姿を見せなくなった本当の訳などが、今巻で一気に語られます。

その最中、安芸は≪―円環≫の一部勢力の策略により重傷を負った上、無実の罪により≪島（イニス）≫へと送られてしまいます。
遙は意外な人物の協力を得て安芸の救出に向かい、彼と再会するのですが…。
そして、その遙を助けるために、ついに仄香が…。

こんな具合に、クライマックスに向けて突っ走っている感じの今巻です。
この様子だと、やっぱ次巻が大団円ってことなのかな？
お気に入りの作品なので、もっと巻を重ねて欲しいという気持ちもありますが、だらだらと引き延ばすよりも、スパーンと決着をつけてくれた方が、スカッとして良いかもね。

あとがきによると、次巻は春頃になる予定とのこと。
この先の展開に大いに期待しています！




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