本日の1冊 『パーフェクト・ブラッド 8 壊れゆく世界と、天使の恋歌』

パーフェクト・ブラッド 8 (集英社スーパーダッシュ文庫 あ 10-10)

• 作者: 赤井 紅介
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 2009/12/25
• メディア: 文庫

在らざる力を古代文字により封印された“書物ではない魔導書”≪リング≫に、魔力を注ぎ込むことによってその力を行使することができる魔法士たちの闘いを綴った物語。

赤井紅介さんの 『パーフェクト・ブラッド 8 壊れゆく世界と、天使の恋歌』 です。



和泉 菫を失い、≪グラビティ・ドライブ≫とともに姿を消したカトリーナが、恐ろしい殺戮者≪災厄の魔女≫（カラミティ・ホワイト）として、裕樹の前に姿を現します。
かつて自らの死を裕樹に希ったときとは違う、冷たい瞳をし、復讐の念に蝕まれ、心が壊れかけた姿で…。

その姿が今巻のカバー絵として描かれているのですが、正直、きっとこんなものじゃないような気がします。
きっと、もっと悲壮な相貌の中に、狂気を宿した瞳が輝いている、背筋がゾクゾクっとするような絵になるんじゃないかと思うんですよね。
ただ、そうすると3巻のときのカトリーナとのギャップがありすぎちゃいますか。
なるほど、今巻の絵柄が限度って感じなのかもしれませんね。

今巻では、裕樹や透華を初めとした登場人物が、様々な決意をします。
それはみな、目前に迫ったエウプロシュネ・ガイアとの決戦のために、そして護るべきもののために。

裕樹たちの闘いは、この先に待ち構えている未来は、はたして…。




イラスト担当 椋本夏夜さんのWS：椋本工房

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