本日の1冊 『くるくるクロッキー 2』 [ライトノベル]
描いたものがまるで生きているかのように動き出してしまう能力を持つ高校生・魚住或瀬と、同じ力を持っていた彼の先祖が描いた絵に魅せられ、彼に絵を描かせようと近づいてきた傍若無人なお嬢様・雪姫鳴歌が織り成す物語。
渡部 狛さんの 『くるくるクロッキー 2』 です。
今巻も面白かったです。
描いたものが動き出してしまうだけではなくて、女性の肌をキャンバスにすると描いたものに異界の生命が宿り怪異として実体化してその能力を発揮するという、異能&パラレルワールド&怪異譚的な設定に、今回はタイムパラドックス的要素を織り込み、そこへ前巻同様ラノベらしく、クラスメイトの美少女とメイドさんと妹を絡めるだけではなく、さらにロリ美少女を加えて、とても彩り豊かに物語を構成してくれました。
展開の巧みさも相まって、実に楽しく仕上がっていると思います。
ロリ美少女の正体が実は…という展開から、今巻が最終巻なのでは?という懸念は大きいものの、これほどpochiの好みを寄せ集めたような作品は滅多にありませんので、ぜひ早めに続編をお願いしたいです。
イラスト担当 茨乃さんのWS:Eefy
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