本日の1冊 『傷物語』 [ライトノベル]
西尾維新さんの 『傷物語』 です。
これは阿良々木暦が、怪異の王、鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと、そして羽川翼と出会う物語。
この作品は『化物語』に繋がる原点であり、すべてを締めくくる終着点でもあります。
そしてなにより、すでに 『化物語』 で忍野忍に魅了されている私にとって、待望の1冊なのです。
キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード=忍野忍。
今の彼女は何も語ろうとしません。
暦の影に潜んでしまっている彼女が、果たして何を想っているのかは判りません。
けれど、そもそも何も語る必要はないのでしょう。
きっと、彼女がそこにいるということがすべてを表わしているのですから。
キスショットと阿良々木暦。
二人のつながりは、絆という言葉ひとつでは括りきれないほど、人の持つあらゆる感情を包含しているように思えるのです。
もう彼女らの新たな物語に触れることはないでしょう。
けれど、それはそれで良いのだと思います。
どんな作品でもそうでしょうが、あとは読み手がそれぞれの世界で紡いでいけば良いことですからね。
この記事もここまでにしましょう。
実のところこれ以上は冷静に書けそうもありませんし。
(今更でしょうか?)
私の中でキスショット=忍野忍の立ち位置は、かの作品のヒロインたちとは圧倒的に違います。
そのくらい彼女に惚れ込んでいるのです。
なので、ごめんなさい、今回はここまでです。
・・・・・・と言いつつ、最後に一つだけ。
『化物語』 がアニメ化されるようですけれど、この作品は無理っぽいです。
なんせ、どうにも描写の難しいシーンが・・・ね。
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