本日の2冊目 『さよならピアノソナタ 3』 [ライトノベル]
打ち捨てられたグランドピアノと埋もれてしまったベースギター
呼び合い響き合う弦と弦
―心からの願いの百貨店―
彷徨えるふたつの魂はあの場所へ戻っていく
舞い降りたクロウタドリは再びさえずり、そして飛び立つ
本日の2冊目は、杉井 光さんの 『さよならピアノソナタ 3』 です。
人が本当に強くなれるときは、誰かのためになにかをしたいと思ったときなのかもしれません。
少なくとも真冬にとっては、ナオの存在が、彼の一言一言が、再びピアノに向き合う支えになっているのですし、一人では立ち上がれずにもがいている彼を助けるために、失ったはずの右手を差しのべることができたのですから。
そしてナオも、真冬だけではなく、千晶や響子、そしてユーリや周囲の様々な人々に支えられながらも、自らの向かうべき方角を見定めことができたようですし、それを真冬に伝えることができたのですから。
それにしても、ホントにラノベの主人公って・・・・・・(一つ前の記事と同じことを書きそうなので以下略)。
今巻も綺麗に締めくくられていると思うのですが、前巻に比べると多少続きを匂わせているように感じます。
まだまだユーリの絡みが弱い気もしますし、ぜひ続きを読んでみたいです。
続編、期待しています!
話は変わりますが、この記事、ケータイで原案を書いたのですけれど、「ゆーり」って入力したら、変換候補の一つに「ユーリズミックス」が表示されました。
SO903iの変換辞書ってマニアック?
もひとつおまけ。
「ユーリ」ってホントは、女の子、だよね?・・・違うの?
杉井 光さんのWS:NEET TEEN
イラスト担当 植田 亮さんのWS:FancyFantasia
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