本日の1冊 『リコーダーとランドセル 1』 [コミック]
宮川家の姉弟、高校2年生なのに身長137cmのちびっ子お姉ちゃん・あつみと、小学5年生なのに身長180cmのおっきな弟・あつしの受難の日々(?)を描いたコメディ4コマ。
東屋めめさんの 『リコーダーとランドセル 1』 です。
とっても面白いです!
ガツンとくるようなインパクトはないものの、読み返すたびに面白さが染み出てくる、まるであたりめのような美味しい作品です。
ホント、今日1日で何度読んだことか。
どこから見ても立派な成人男性のあつしは、大好きなクラスメートのヒナちゃんと仲良くお手々をつないで歩くこともできません。
だって、すぐに不審者と間違われて通報されたり、国家権力(お巡りさん)に確保されてりするんだもん。
そのほかにも、お酒を飲まされそうになるわ、クラスメートといっしょにいてもいつも浮いて見えるわと、発育が良すぎるのも結構大変そうです。
そんなあつしも、クラスメートからの人気は上々のようです。
運動会では長身と腕力に物を言わせて大活躍だったり、バレンタインデイには女の子に囲まれたり、なにかと話題の中心になっています。
ただ、時々保護者代わりに使われちゃったりするんですけれどね。
お姉ちゃんのあつみはというと、バイトの面接では高校生だと信じてもらえなかったり、学校では新入生から“飛び級の天才小学生”だと騒がれたりと、あつし同様、年相応に見られないことで苦労している模様です。
でもあつしと違うのは、映画館やアミューズメントにちゃっかり子ども料金で入場したりと、自分の低身長をアドバンテージにしちゃうところですね。
さすがお姉ちゃん、年季が違います。
この2人を中心に、あつしの担任で男性が苦手な盛山先生(巨乳)や、あつみのクラスメートであつしのことを宮川家のおとなりのお兄さんと勘違いしてほのかな恋心を抱き始めた沙夜(長身美人)、本物の宮川家のおとなりさんで定職のない32歳のタケ兄(未だ顔出しせず)、そして2人のクラスメートたちを交えて、賑やかにページが進んでいく作品なのです。
宮川姉弟をはじめとした、みんなの騒がしくも楽しい日々はまだまだ続きそう。
こちらも、外野からですが、一緒になって楽しみ続けたいと思います。
東屋めめさんのWS:蛸壺堂
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