本日の1冊 『ヒューマン・モーション 赤ん坊・幼児・少年少女』 [本]
ヒューマン・モーション〈1〉赤ん坊・幼児・少年少女 (ヒューマン・モーション 1)
- 作者: 丹治 匠
- 出版社/メーカー: グラフィック社
- 発売日: 2010/09
- メディア: 単行本
イメージボードアーティスト、アートディレクターとして活躍されている丹治 匠さんが監修された人物デッサン資料集、『ヒューマン・モーション 赤ん坊・幼児・少年少女』 です。
あーあの頃こんな本があったらなぁ。。。(遠い目)
昔々のその昔、pochiにもお絵かきをしていた時代がありまして、その頃女の子を描くときの資料として、ティーン向けのファッション誌(主にジュニアスタイル)を使っていました。
なので、10代の子はそれでなんとかなったのですけれど、苦労したのが幼児を描きたいとき。
住んでいたところが北海道の田舎だったこともあるのでしょうけれど、ちっちゃい子が載っている定期刊行物が見当たらなかったのですよ。
ようやく見つけても数年前に発売された編み物本とか…。
ただ、いずれにしても、掲載されている写真は洋服を着ているものがメインでしたので、ボディーラインを意識したデッサンにはとても苦労しましたし、モデルがとるポーズはほとんど決まりきったものばかりですので、動きのある絵の練習には不向きでした。
その点、今回紹介するこの本は、そのいずれをもクリアしています。
登場するモデルは、男の子が0・2・3・4・9・12歳、女の子が6・9・12歳。
その子たちが水着姿で見せる子供らしい自然な振る舞いを、書名どおりモーションで捉えることができるだけでなく、パーツごとの表情やお着替えなどの複雑な動きもカバーしていますので、基本的なデッサン資料として申し分ないものになっていると思います。
これでデータCDが添付されていれば、必要な部分だけをモニターに表示したりプリントアウトしたりできるので、さらに使い勝手が良くなると思うのですけれど、ユーザーの画像管理に不安もありますし、やはり難しいのでしょうね。。。
発売当初、アキバの一部書店での挑発的なPOPが話題になったり、ロ○コンの食いものに過ぎないのでは?という声も聞かれましたけれど、ホントにいたって真面目な本ですので、こういう資料を探していた人はどうぞ安心してお買い求めくださいませ。
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